■特 徴

■う蝕予防効果

■実施方法


■普及状況







特 徴

水道水フッ化物添加(水道水フッ化物濃度調整法:Water Fluoridation)

 飲料水中に天然に存在するフッ素の適正量(約1ppm前後)を模倣して、人工的にその濃度レベルまでフッ化物(フッ素)を調整する方法です。

実際には、以下の2つの場合があります。
 (1)天然によるもの:天然の適正濃度水源をそのまま利用する場合
 (2)調整によるもの:天然の濃度が不足している場合に追加調整する場合と水源の天然フッ化物濃度が高すぎる場合には、適正濃度まで下げる処理(除フッ化物:Partial defluoridation)が含まれる。
 このうち、水道水に添加するケースが圧倒的に多くなります。

 水道水に添加するフッ化物には、ケイフッ化ナトリウム(Na2SiF6)、ケイフッ酸(H2SiF6)、フッ化ナトリウム(NaF)が使われます。

 これらのフッ化物による水道水中のフッ化物濃度の至適濃度は、概ね1ppm(part per million)でありますが、その濃度は気温によって左右され、飲用する量が多い暖かい地域では低く、寒い地域では高く設定されます。アメリカ公衆衛生局の飲料水基準は、日最高気温の年間平均値をもとにして至適フッ化物濃度を0.7〜1.2ppmの範囲としています。

 ちなみに日本の場合、水道法(厚生省の水質基準)により、飲料水中フッ化物濃度は、0.8ppm以下とされています。








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