輸入食品に対する検査命令の実施(フランス産鶏肉、その加工品)

参照元URL : https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000189837.html

平成29年12月27日
【照会先】
医薬・生活衛生局
食品監視安全課
輸入食品安全対策室
室         長 梅田 浩史
室  長  補  佐 飯塚 渉
(代表電話) 03(5253)1111(内線 2496)
(直通電話) 03(3595)2337

報道関係者各位

 

 

輸入食品に対する検査命令の実施

 

 

(フランス産鶏肉、その加工品)

 

本日、以下のとおり輸入者に対して、食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令(輸入届出ごとの全ロットに対する検査の義務づけ)を実施することとしたので、お知らせします。

対象食品等 検査の項目 経 緯
フランス産鶏肉、その加工品(簡易な加工に限る。) ナイカルバジン  検疫所におけるモニタリング検査の結果、フランス産鶏肉から基準値を超えるナイカルバジンを検出したことから、検査命令を実施するもの。

 

 

<ナイカルバジンについて>

1.飼料添加物、動物用医薬品:寄生虫駆除剤

2.FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)による許容一日摂取量(人が一生涯毎日摂取し続けても、健康への影響がないとされる一日当たりの摂取量)は、体重 1 kg当たり 0.4 mg/日です。

3.体重 60 kgの人が、ナイカルバジンが 0.4 ppm残留した鶏肉を毎日60 kg摂取し続けたとしても、許容一日摂取量を超えることはなく、健康に及ぼす影響はありません。

<違反の内容>

1.品名:冷蔵鶏肉

輸入者:フレンチエフアンドビージャパン 株式会社
輸出者:CLASSIC FINE FOODS RUNGIS
届出数量及び重量:2 カートン、13.86 kg
検査結果:ナイカルバジン 0.4 ppm 検出(基準値:0.2 ppm)
届出先:東京検疫所東京空港検疫所支所
日本への到着年月日:平成29年12月13日
違反確定日:平成29年12月25日
貨物の置状況:全量販売済み

参考 :フランス産鶏肉の輸入実績(平成28年4月1日から平成29年12月22日まで:速報値)
年度 届出件数 届出重量(トン) 検査件数* 違反件数
平成28年
平成29年 71 12

* 飼料添加物、動物用医薬品(ナイカルバジン)に係る検査
※平成29年8月30日付けで検査命令が解除され、同日付けでモニタリング検査強化を実施中に違反が認められたため、検査命令を実施するもの。

公開日:2018年01月05日

カテゴリー: 食品安全