◆コンゴ民主共和国及びギニア共和国でエボラ出血熱が発生しています

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.433(2021年3月5日)

 コンゴ民主共和国の北キブ州の都市ブテンボで新たなエボラ出血熱が発生したと2021年2月7日に同国保健省及び世界保健機関(WHO)より発表されました。ブテンボは、2020年6月に終了した同国10回目のエボラ出血熱のアウトブレイクの震源地の1つでした。2月27日時点で、確定例が8名報告されており、死亡者は4名です。
 ギニア共和国のンゼレコレ県の都市グエケで新たにエボラ出血熱が発生したと2021年2月14日に同国保健省及びWHOより発表さました。2016年にアウトブレイクが終息して以来、同国では初めての報告です。2月28日時点で、13例の確定例と4例の疑い例が報告されており、死亡者は7名です。
 いずれの地でも濃厚接触者や医療従事者に対して、ワクチン接種が行われています。

 より詳しい情報はWHOアフリカ地域事務局の週報をご覧ください。
PDF https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/339897/OEW09-2228022021.pdf

公開日:2021年03月09日

カテゴリー: 感染症