【海外情報】 【海外感染症情報】インド チクングニアウイルス 2006/10/17

WHO南東アジア地域事務局は2006年2月から10月10日の間に、インドの7州と1つの直轄地域及び首都圏の151地域で、チクングニアの患者が発生していると報告した。感染が広まっているのはAndhara Pradesh州、Adamann-Nicobar島、Tamil Nadu州、Karnataka州、Maharashtra州、Gujarat州、Madhya Pradesh州、Kerala州、Delhi首都圏である。総数125万人以上の疑い患者が発生しており、そのうち752,245名はKarnataka州、258,998名はMaharashtra州で発生している。総人口の45%もの人が感染している地域もある。保健家族福祉省 (Ministry of Health and Family Welfare)、Kerala 州、WHOからなるチームがKeralaの流行の調査を行い、入院中や在宅中の疑い患者について臨床的、疫学的検査をし、検体採集も行った。また媒介する蚊の調査では感染地区、非感染地区ともにヒトスジシマ蚊の高い生息が判明した。

記事提供者:関西空港検疫所

公開日:2006年11月21日

カテゴリー: 感染症