【疫学情報】 国立感染症研究所実地疫学専門家養成コース(FETP)疫学調査協力報告:埼玉県入間郡の医療施設におけるバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染症集団発生事例(平成19年4月19日より)

埼玉県入間郡の医療施設におけるバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染症集団発生事例に対して、感染症危機管理人材養成事業における実地疫学調査協力に関する実施要領(平成12年2月17日発)に基づき、実地疫学専門家養成コース(FETP)から研修員を派遣することになりましたので、ご報告いたします。

事件の概要:
平成19年3月に埼玉県入間郡の医療施設(病床1000以上)において、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染症例が約30例確認された。この事例の規模など全体像把握、感染経路およびリスク特定のための疫学調査が予定されている。この医療施設では、昨年(2006年)にも多剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症集団発生事例においてFETP疫学
調査協力を実施している。

派遣依頼元: 埼玉県保健医療部

FETP協力事項:
事例の全体像の把握
感染源・感染経路の特定
行政対応についての提言

FETP派遣要員:
高橋亮太 (FETP8期生)
松井珠乃 (FETPコーディネーター)

調査日程: 平成19年4月19日より

調査場所: 埼玉県入間郡

公開日:2007年04月19日

カテゴリー: 感染症