【政府情報】 輸入食品の安全性確保に係る中国政府との意見交換会の概要について 2007/08/06

輸入食品の安全性確保に係る中国政府との意見交換会の概要について
平成19年8月6日現在
本日、北京において開催された、「輸入食品の安全性確保に係る中国政府との意見交換会」について、現地にて、 別添資料を用いて記者ブリーフィングを行いましたのでお知らせします。
(なお、本意見交換会は、本年7月20日に官房長官が主催した「輸入品の安全確保に関する緊急官民合同会議」 を受けて開催されたものです。)

本日開催した、輸入食品の安全性確保に係る中国政府との意見交換会の概要について、次のとおりお知らせします。

I.出席者
中国側:中国国家質量監督検験検疫総局輸出入食品安全局
唐光江 処長 ほか

日本側:厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課
道野英司 輸入食品安全対策室長 ほか

II.会合の概要
 中国側から以下の事項について説明があり、緊密な意見交換を行った。

1.検験総局の輸出食品の安全性確保に関する検査体制の概要
(1)組織:中国国家質量監督検験検疫総局及び各地方の検験検疫局;650カ所
(2)人員:各地方の検験検疫局の輸出食品担当技術職員;6,000人
(3)検査能力:各省の検験検疫局の検査施設において、カビ毒、残留農薬、添加物等の検査を実施

2.中国の国内法に違反した食品の対日輸出防止
 中国食品衛生法の衛生基準に適合しない場合は、輸出企業としての登録及び登記がなされない。

3.我が国の食品衛生法を遵守した食品の対日輸出の確保
(1)中国国内の生産・製造加工段階での対応:生産、製造加工企業の登録等及び監督管理
(2)輸出段階における対応:輸出企業の登録、検査合格品に対する輸出許可、輸出時のモニタリング検査の実施
(3)その他:輸出停止企業リストの公表、検験検疫マークの貼付等

4.対米輸出食品への対応と対日輸出食品への対応との関係の確認
 対米輸出食品については、緊急的な措置として当面の間全ロット検査を実施。

 対日輸出食品については、対日輸出の枠組みに基づき生産段階での管理、検査等がなされていることから、輸出検査については通常の頻度で実施。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/08/h0806-5.html

照会先:厚生労働省食品安全部

公開日:2007年08月08日

カテゴリー: 食品安全