【政府情報】 医薬品成分(シルデナフィル及び類似成分)が検出されたいわゆる健康食品について2007/08/08

医薬品成分(シルデナフィル及び類似成分)
が検出されたいわゆる健康食品について
平成19年8月7日

(この情報は、各県等により報道発表されたもので、厚生労働省においてもプレスへ情報提供を行っているものです。)
下記製品は医薬品の成分が検出されており、健康被害が報告されている事例があります。このことから、健康被害の発生するおそれが否定できないと考えられます。
(参考)
クエン酸シルデナフィル
国内ではシルデナフィルのクエン酸塩(クエン酸シルデナフィル)が医薬品(販売名:バイアグラ錠)として承認されております。
なお、承認されているクエン酸シルデナフィルの適応と主な副作用は、次のとおりです。
適応 :勃起不全
副作用 :頭痛、ほてり、視覚障害等
添付文書上の警告: 高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。

ホモシルデナフィル
国内外で医薬品としては承認されておりませんが、シルデナフィルと同一の活性代謝物が生成され、シルデナフィルと同様の作用を示すことが実験的に確認されており、健康被害が発生するおそれが否定できません。

ヒドロキシホモシルデナフィル
国内外で医薬品としては承認されておりませんが、シルデナフィルと同様の作用を示すことが実験的に確認されており、健康被害が発生するおそれが否定できません。

タダラフィル
海外では医薬品としての承認があります。(国内は未承認)
適応 :勃起不全
副作用 :頭痛、消化不良等

ホンデナフィル
国内外で医薬品としては承認されておりませんが、シルデナフィルと類似の化学構造を有し、シルデナフィルと同様の作用を示すことが実験的に確認されており、健康被害が発生するおそれが否定できません。

バルデナフィル  
国内ではバルデナフィルの塩酸塩の水和物(塩酸バルデナフィル水和物)が医薬品(販売名:レビトラ錠)として承認されております。
なお、承認されている塩酸バルデナフィル水和物の適応と主な副作用は、次のとおりです。
適応 :勃起不全
副作用 :頭痛、ほてり、鼻炎 等
添付文書上の警告: 高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸剤アミル、硝酸イソソルビド等)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。

アミノタダラフィル
国内外で医薬品としては承認されておりませんが、タダラフィルと類似の化学構造を有する物質であり、類似の作用を有することが考えられ、健康被害が発生するおそれが否定できません。

プソイドバルデナフィル
国内外で医薬品としては承認されておりませんが、バルデナフィルと類似の化学構造を有する物質であり、類似の作用を有することが考えられ、健康被害が発生するおそれが否定できません。

ゲンデナフィル
5-(5-acetyl-2-ethoxyphenyl)-1-methyl-3-propyl-1H-pyrazolo[4,3-d]pyrimidin-7(6H)-one【構造式】国内外で医薬品としては承認されておりませんが、ホンデナフィルと類似の化学構造を有する物質であり、類似の作用を有することが考えられ、健康被害が発生するおそれが否定できません。

イミダゾサガトリアジノン
2-(2-ethoxyphenyl)-5-methyl-7-propyl-imidazo[5,1-f][1,2,4]triazin-4(3H)-one【構造式】国内外で医薬品としては承認されておりませんが、バルデナフィルと類似の化学構造を有する物質であり、類似の作用を有することが考えられ、健康被害が発生するおそれが否定できません。

キサントアントラフィル  
国内外で医薬品としては承認されておりませんが、 シルデナフィル類似の薬理作用を有する物質であり、健康被害が発生するおそれが否定できません。

ヒドロキシホンデナフィル
国内外で医薬品としては承認されておりませんが、シルデナフィルと類似の化学構造を有する物質であり、類似の作用を有することが考えられ、健康被害が発生するおそれが否定できません。

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/other/050623-1.html
医薬食品局監視指導・麻薬対策課