【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】浄水場の凝集剤注入装置の自動制御システムの不具合発生によるポリ塩化アルミニウム超過(長野県)

〔作成者〕長野県飯田保健所
〔発生年月日〕2005/10/12
〔概要〕平成17年10月12日午後6時から13日午後8時30分にかけて、浄水場でPACの自動注入装置の調節装置が開放状態になったため、大量に薬剤が注入された。液性がpH6.2~5程度に変化したために水道管内側の鉄さび等が混入し、茶色い懸濁物が発生した。また、PACにより水道管の汚れが巻き込まれた白濁も発生した。広報で呼びかけ、給水車(町1台、他応援5台)による給水を実施。また健康調査、健康相談窓口の開設、飲用制限の確認、応急給水体制の確立、健康被害の発生状況の確認、地域の食品営業者に対する通知、現地調査、関係機関への連絡を実施した。
〔原因/端緒〕注入装置不具合によるポリ塩化アルミニウム超過
〔患者/死者/負傷者〕約2500戸
〔症状/被害状況〕水の白濁 茶色い懸濁物発生