【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】灰状物質飛散事故(東京都) 

〔作成者〕世田谷保健所
〔発生年月日〕2002/6/17
〔概要〕平成14年6月17日、清掃工場から北に約400m離れた地点を中心とした半径100mの範囲に灰状物質が飛散していることが確認された。飛散物は灰と消石灰の混合物で、0.8立米程度が飛散したものと推定された。pHは11程度のアルカリ性であった。灰は限られた範囲に急速に落下し直ちに清掃を行ったこと、翌日かなりの降雨があったことから周囲への影響はきわめて小さいと考えられた。清掃工場は当時定期補修工事中で当日は焼却炉内の整備を行っていたが、バイパスダンパを閉じるべきところを開放したまま誘引通風機を運転したためにバイパスラインに堆積していた灰が一気に飛散したと考えられた。
〔原因/端緒〕焼却炉のバイパスラインに堆積していた灰