【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】結婚披露宴会場におけるノロウイルスの感染症事例(長野県)

〔作成者〕長野県諏訪保健所
〔発生年月日〕2003/12/10
〔概要〕平成15年12月10日、管内ホテルから12月7日に行われた結婚披露宴参加者の3名が嘔吐、下痢症状を呈した旨保健所に連絡があった。積極的疫学調査を行ったところ、披露宴参加者97名中27名が同様な急性胃腸炎の症状を呈し、披露宴参加者のうち新婦勤務先A施設の同僚6名が急性胃腸炎様症状を呈していた。A施設では入所者13名が12月12日以降同様な症状を呈した。また、初発患者らが宿泊した部屋に披露宴当日夜別のグループ11名が宿泊しており、そのうち10名が発症。その後その同居家族1名も発症した。患者の疫学調査、施設調査の結果、新婦側の初発患者から当該ホテルで二次感染したことによるノロウイルス感染症であると断定した。
〔原因/端緒〕ノロウイルス
〔患者/死者/負傷者〕発症者67名
〔症状/被害状況〕嘔吐 下痢

公開日:2007年08月20日

カテゴリー: 感染症