【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】腸管出血性大腸菌O157による集団感染事例(富山県)

〔作成者〕富山県砺波厚生センター
〔発生年月日〕2005/6/25
〔概要〕平成17年6月25日、管内公的病院より入院中の73歳女性から腸管出血性大腸菌O157が検出された旨砺波厚生センターに連絡があった。6月27日管外公的病院に入院中81歳男性の便がベロ毒素陽性である旨を高岡厚生センターを通じて連絡があった。その家族に便検査を実施したところ、6月30日家族2名(74歳女性、51歳女性)から腸管出血性大腸菌O157が検出された。初発患者と男性患者の家族の住所は同じ校区内で、うち70歳以上の3名は6月17日同じ校区の老人会等の行事に参加し、51歳女性もその行事の持ち帰り弁当等を食べていた。その行事の参加者及び家族を調査したところ新たに感染者が9名判明した。
〔原因/端緒〕腸管出血性大腸菌(O157 VT1&2)
〔患者/死者/負傷者〕発症者4名
〔症状/被害状況〕下痢 下血 食欲不振