【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】札幌市内事業所におけるA型肝炎の発生について(北海道/札幌市) 

〔作成者〕札幌市保健所
〔発生年月日〕2005/2/4
〔概要〕平成17年2月4日、市内の事業所から区保健福祉部に職員数名が高熱を呈し入院、通院していると報告があり、市内在住女性A(30歳代)について入院先の市内医療機関XよりA型肝炎の発生届出があった。この患者及び当該事業所の有症者発生状況を調査したところ、1月26日から1月31日にかけて職員47名のうち6名が発熱(38.5~40.0℃)倦怠感、黄疸等の症状を呈したことが判明した。この6名のうち5名がA型肝炎と判明した。患者5名全員が参加した会食が12月22日及び1月4日にあったが、提供食品の残品がなく検査できなかったこと、同様の症状を申し出る者がいなかったことから、感染源及び感染経路の特定には至らなかった。
〔原因/端緒〕A型肝炎ウイルス
〔患者/死者/負傷者〕発症者5名
〔症状/被害状況〕発熱(38.5~40.0度) 倦怠感 黄疸