【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】高齢者福祉施設におけるノロウイルス集団発生事例(東京都) 

〔作成者〕江東区保健所
〔発生年月日〕2004/2/7
〔概要〕平成16年2月7日、「高齢者福祉施設で2月4日から下痢、嘔吐患者が数人発生している」と連絡があり、調査の結果、2月4日から16日にかけて利用者23名、職員21名の計44名が発症していた。発症したデイサービス利用者9名、ショートステイ利用者1名、デイサービス職員6名、特養職員1名、無症状の職員1名の計18名からノロウイルスGIIが検出された。また、無症状の調理従事者1名からノロウイルスG Iが検出された。食中毒菌は検出されなかった。初発のデイサービス利用者の吐物から利用者、職員に二次感染を起こし、さらにその患者の吐物から感染が拡大したと思われた。なお、初期の発症者のうち、ノロウイルスGIIを検出した14名に共通食が認められないことから、食中毒は否定された。
〔原因/端緒〕ノロウイルス

〔患者/死者/負傷者〕発症者44名(入所者23名、職員21名)
〔症状/被害状況〕下痢 嘔吐 嘔気 発熱 腹痛

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 感染症