【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】食中毒事例(福岡県)

〔作成者〕福岡県田川保健福祉環境事務所
〔発生年月日〕2006/2/1
〔概要〕管内の飲食店で食事をした医療機関の職員223名中128名が食中毒症状を呈した事例。原因は提供された食事中のノロウイルス。飲食店への対応とともに病院内での二次的な感染及び食中毒の防止が求められた。院内すべての部署に有症者がいたため、全職員の症状確認、有症者の休業勧奨、給食の縮小に伴う入院患者の食事外注、手洗い励行、マスクの着用、ペーパータオルの設置、トイレやドアノブなどの定期的な清掃消毒などの対策を病院の感染症対策委員会を通して指示するとともに、各部署に保健所の職員が連日出向き、履行の確認をした結果、当該飲食店で食事した職員以外の患者発生はなかった。
〔原因/端緒〕ノロウイルス(飲食店の食事)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者223名 うち発症者128名
〔症状/被害状況〕食中毒様症状