【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】弁当屋で発生したノロウイルスによる食中毒事件(富山県)  

〔作成者〕富山県高岡厚生センター射水支所
〔発生年月日〕2004/12/3
〔概要〕平成16年12月3日、事業所から施設の弁当を食べた従業員35名中14名が嘔吐下痢の食中毒症状を呈し、うち3名が医療機関で治療中であるとの通報が厚生センターにあった。調査したところ、弁当を食べた1275名中498名(112グループ)が同様の症状を呈していた。患者のうち8グループ12名及び施設従業員14名の検便を行ったところ、7グループ11名及び従業員5名からノロウイルスGIIを検出。以上のこと及び症状、細菌学的検査よりノロウイルスが原因の食中毒と断定した。また患者の共通食は、施設で調理した弁当のみであったことから施設を原因施設と断定したが、原因食品については特定できなかった。
〔原因/端緒〕ノロウイルスGII(弁当屋の弁当)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者1275名 うち発症者498名
〔症状/被害状況〕嘔吐 下痢