【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】サルモネラによる食中毒(北海道/札幌市) 

〔作成者〕札幌市保健所
〔発生年月日〕2004/9/10
〔概要〕平成16年9月13日、市内の会社員から、9月10日に白石区内の飲食店で食事をした6名全員が食中毒様症状を呈した旨の届出があった。また市内の医療機関から、この団体の有症者を診察したところ食中毒の疑いがある旨の届出があった。同日、別の医療機関から9月10日に北区の同じ飲食店チェーンで食事をした4名が食中毒様症状を呈した旨の届出があった。調査したところ、飲食店チェーン4店舗で9月10日から12日に食事をした4団体23名が食中毒様症状を呈し、19名が通院、5名が入院していた。うち4団体7名の患者便からサルモネラ・エンテリティディスが検出され、患者の共通食が飲食店チェーンで提供されたプリンのみであることから、本件はプリンが原因食品の、サルモネラ・エンテリティディスを病因物質とする食中毒と判断した。原因となったプリンは、飲食店チェーンのそうざい工場(同一営業者)が9月9日に製造し、各店舗で提供されたものであった。
〔原因/端緒〕サルモネラ・エンテリティディス(そうざい製造業の製造したプリン)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者数不明 うち発症者71名
〔症状/被害状況〕下痢 悪寒 腹痛 嘔気 嘔吐 悪寒 頭痛 倦怠感

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 食品安全