【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】町内運動会 ノロウイルス(広島県)

〔作成者〕広島市保健所
〔発生年月日〕2004/5/25
〔概要〕市内の医療機関から「5名の食中毒様患者を診察し、その全員が町内運動会の参加者である」と連絡があった。調査の結果、運動会参加者のうち119名が発症し、患者11名からノロウイルスを検出した。単一曝露の発症であったことから町内運動会に関連した食中毒事件と断定した。運動会参加者は各町内会や子供会が用意した弁当や、小学校入り口付近で露天商が調理販売したかき氷を喫食していた。原因食品としてはかき氷が疫学調査から疑われたが、ノロウイルス検出患者1名が運動会開催中に発症していることから、原因食品と断定するにはいたらなかった。
〔原因/端緒〕ノロウイルスGII(運動会で露天商が販売したかき氷と推定)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者不明 うち発症者119名
〔症状/被害状況〕嘔吐 発熱 腹痛 下痢 吐き気 頭痛