【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】サルモネラ食中毒の発生について(大阪府/東大阪市)

〔作成者〕東大阪市保健所
〔発生年月日〕2004/7/7
〔概要〕平成16年7月7日、東大阪市内の保育所より「7月6日より発熱を主症状とする園児の欠席者が通常に比べ多い」旨の一報があった。調査の結果、患者の共通食は保育所で提供された食事のみであり、複数の患者便からサルモネラ属菌が検出された。また患者の発症状況が同様で、診察した医師から7月9日に食中毒の届出があったため当該施設を原因とする食中毒と断定、7月10日から2日間の調理業務停止を命じた。原因食品は7月5日に調製されたおやつのチーズ入りフレンチトースト、アレルギー児用ジャムサンドと断定した。サルモネラ・エンテリティディスに汚染された原材料を使用し、加熱不足であったこと及び器具容器や人を介して2次汚染があったことなどが考えられた。
〔原因/端緒〕サルモネラ・エンテリティディス(保育所で提供されたおやつのチーズ入りフレンチトースト、アレルギー児用ジャムサンド)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者151名 うち発症者106名
〔症状/被害状況〕発熱 下痢 腹痛

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 食品安全