【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】給食施設での食中毒事例(熊本県)

〔作成者〕熊本市保健所
〔発生年月日〕2004/9/13
〔概要〕平成16年9月13日、熊本市内の矯正施設から「9月12日から多数の入所者が腹痛、下痢を訴えている」との届出があった。居室などが隔離されている入所者でも発症していることから、有症者全員の共通曝露源としては給食しかなく、当施設の給食を原因とする食中毒と断定した。しかし、病因物質については、セレウス菌、黄色武ブドウ球菌、ウェルシュ菌が検出されたものの、有意な原因とは断定できなかった。
〔原因/端緒〕不明(矯正施設の給食。食中毒菌はセレウス菌、黄色ブドウ球菌、ウェルシュ菌が検出されているが病因物質とは特定できず)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者758名 うち発症者328名
〔症状/被害状況〕腹痛、下痢、発熱、頭痛、嘔気

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 食品安全