【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】食中毒事件(茨城県)

〔作成者〕茨城県ひたちなか保健所
〔発生年月日〕2002/7/25
〔概要〕平成14年7月30日、水泳大会で提供した自社製造の弁当を喫食した者多数が下痢等の食中毒症状を呈している旨の連絡が当保健所に入った。探知直後に聞き取り調査を行ったところ、水泳大会に出席した他県の選手、関係者はほとんど近隣の宿泊施設に宿泊し、多数が発症している。県内の選手、関係者は宿泊していないが、多数発症している。以上の初期調査から患者の共通食として大会期間中3日間に提供された昼食弁当が原因食と疑われ、その後の調査により、症状のある患者のほぼ全員が弁当を少なくとも1回は食べていること、宿泊施設に特別な共通性は無いこと、プール水、飲料水から病原体は検出されなかったことより、昼食弁当が原因食と断定された。
〔原因/端緒〕病原性大腸菌O20(推定 弁当製造業者の弁当)
〔患者/死者/負傷者〕発症者475名
〔症状/被害状況〕下痢 腹痛 倦怠感 嘔気 頭痛 嘔吐 発熱 しぶり腹 悪寒

公開日:2007年09月27日

カテゴリー: 食品安全