【海外情報】 【海外感染症情報】イラク コレラ 2007/09/25

"2007年8月末に始まったコレラの流行はイラク北部を中心に広がっており、 さらには国の中心部を経由して南部に及んでいる。急性の下痢を発症しているのは3万名にのぼるものとみられ、うち2,116名についてはコレラ菌が検出されている。
コレラの流行が最初に確認されたのは北部のキルクーク地域で、これまでにコレラが確認された患者の68%が同地域から出ている。その後コレラの流行は北部のスライマーニーヤ地域やアルビール地域にも及んでいる。また、上記以外の地域からもコレラ菌が検出されている。現在、コレラ流行対策を強化しており、非汚染地域ではコレラ予防の対策を行っている。しかし、塩素消毒された水が極端に不足しており、水の消毒作業が急を要する。コレラの流行を抑えるためには安全な水の供給が最優先される。 
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情報提供:WHO

公開日:2007年10月11日

カテゴリー: 感染症