【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H18】同一行程のバスツアーにおいて連続して発生した集団おう吐下痢症

〔作成者〕滋賀県甲賀保健所
〔発生年月日〕2007/01/25
〔概要〕同一行程での企画旅行(日程・参加者属性・バスの所管・運転手などの所属 は全く異なる)に参加した3グループの参加者の中から、おう吐下痢の患者が多数発生し、感染症または食中毒の疑いにより調査した。患者便からノロウイルスが確認された。発生状況から食中毒は否定された。感染経路は不明であるが、参加者の同一行動中、何らかの原因でグループ内で感染が拡がったものと判断した。
〔原因/端緒〕A旅行社より、企画旅行に参加した複数の方から、嘔吐や下痢の症状を訴える者が、参加者の半数以上いるとの連絡があった。その5日後の午前11時に、この旅行社から、同一行程での旅行参加者(別グループ)が、嘔吐や下痢の症状を訴えているとの連絡あり、同一行程の別グループに確認された
〔患者/死者/負傷者〕
患者数 
第1グループ 21人(45人中)
第2グループ 12人(25人中)
第3グループ 10人(28人中)
〔症状/被害状況〕
おう吐(1~10回)
下痢(1~10回)
おう気
発熱(37.2~38.9℃)

公開日:2007年10月15日

カテゴリー: 感染症