【政府情報】 米国のサルモネラ食中毒関連食品への対応について(第3報)(平成21年2月3日)2009/02/03

平成21年2月3日
米国のサルモネラ食中毒関連食品への対応について(第3報)

1. 米国において、昨年秋以降に発生しているサルモネラ食中毒に関連して、Peanut Corporation of America(製造所:ジョージア州ブレイクリー)のピーナッツ製品及びその加工品の自主回収が行われており、該当製品の輸入実績が確認された場合には、輸入者を管轄する自治体を通じて販売中止・回収等を指示しているところです。

2. 本日、Peanut Corporation of Americaのピーナッツ製品を使用し、米国で自主回収が行われている次の製品について輸入実績が確認されたため、輸入者を管轄する東京都新宿区を通じて、当該品の販売中止・回収等を指示したので、お知らせします。

品名 :シリアル食品(グラノーラバー)
(1) Kashi TLC トレイル ミックス ナチュラル チューイー グラノーラ バー 210g
(2) Kashi TLC ハニー アーモンド フラックス ナチュラル チューイー グラノーラ バー 210g
(3) Kashi TLC ピーナッツ ピーナッツバター ナチュラル チューイー グラノーラ バー 210g
製造者:Kashi Sales L.L.C.(所在地:カリフォルニア州ラホイヤ)
輸入者:株式会社 鈴商
輸入量:(1) 65ケース、981.82kg (2) 65ケース、981.82kg (3) 60ケース、906.30kg(合計190ケース、2,870kg)
輸入届出日:(1)、(2)、(3)ともに平成19年10月1日、平成20年2月6日及び8月6日
流通状況:調査中

(参考1)経緯
・米国では2月1日(現地時間)までにSalmonella Typhimuriumによる食中毒により43州で550名の患者が発生(国内における関連した食中毒事案の報告はなし)。

・米国FDAが本年1月16日(現地時間)、昨年秋以降に発生しているサルモネラ食中毒の原因がPeanut Corporation of America(製造所:ジョージア州ブレイクリー)のピーナッツ製品であり、当該製品を使用した加工食品を含めた関係製品が回収されている旨公表したため、厚生労働省では、1月18日より、(1)既に輸入された製品についての本件との関連性の調査、(2)本件の関連製品の輸入中止指示を実施。

・Peanut Corporation of Americaは、1月28日に回収対象を昨年8月以降製造されたピーナッツバター及びピーナッツペーストから、2007年1月以降製造されたピーナッツバター、ピーナッツペースト、ピーナッツミール、ピーナッツグラニュール及びドライ又はローストピーナッツ(ロット番号が7、8又は9で始まるもの)に拡大。

(参考2)関連食品の輸入状況
製品名:ピーナッツバター
製造者名:Peanut Corporation of America
輸入量:79kg
公表日:1月30日
流通状況:輸入者が全量保管

製品名:ポップコーン(ピーナッツバター&チョコ)
製造者名:Lesserevil Brand Snack Co.
輸入量:542kg
公表日:1月31日
流通状況:一部販売済み

○ 米国食品医薬品局(FDA)ホームページ
http://www.fda.gov/oc/opacom/hottopics/salmonellatyph.html

○ 米国疾病予防管理センター(CDC)ホームページ
http://www.cdc.gov/salmonella/typhimurium/
詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/02/h0203-3.html

(担当)
医薬食品局 食品安全部 監視安全課
輸入食品安全対策室

公開日:2009年02月04日

カテゴリー: 食品安全