【海外情報】 【海外感染症情報】アフリカ(ニジェール・ナイジェリア)流行性髄膜炎(平成21年3月25日)2009/04/13

説明 情報源:WHO
地 域:アフリカ
 国 :ニジェール・ナイジェリア
感染症:流行性髄膜炎
病原体:A型髄膜球菌
内 容:
本年1月1日から3月15日までに、1,513名の死亡例を含む24,868名の流行性髄膜炎患者が、流行性髄膜炎ベルト地帯の国々からWHOへ報告された。患者の85%以上がニジェール、ナイジェリアで発生しており、起因菌はA型髄膜炎菌である。
ニジェールでは、死者169名を含む患者4,513名(致死率3.7%)が発生している。今のところ、42地区のうち20地区において警戒レベルあるいは流行レベルに達している。この1週間だけでも30名の死者を含む1,071名の患者(致死率2.8%)が発生している。脳脊髄液検査で陽性を呈し、大半がA型髄膜炎菌であった。
ナイジェリアでは、死者960名を含む患者17,462名(致死率5.5%)が発生している。この1週間だけでも171名の死者を含む4,164名の患者が発生している。66の地方自治体において流行のレベルに達しており、30の地方自治体では警戒レベルに達している。患者は北部16州から出ており、そのうち北東部の州(バウチ、ゴンベ、ヨベ)において著しい。脳脊髄液検査でA型髄膜炎菌が同定され、ワクチン接種を強化している。

(情報提供)
関西空港検疫所
FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2009年04月13日

カテゴリー: 感染症