【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H20】ノロウイルスによる食中毒集団発生事例について(徳島県徳島保健所)

ノロウイルスによる食中毒集団発生事例について

〔作成者〕
徳島県東部保健福祉局〈徳島保健所)

〔発生年月日〕
2009/1/19~2009/1/20

〔概要〕
 平成21年1月18日に原因施設で喫食した267名中34名が1月19日から20日にかけて嘔吐,下痢を主症状とする食中毒症状を呈した。調理従事者及び患者便からノロウイルスGⅡが検出された。発生原因としては,ノロウイルスに感染した調理従事者が体調回復直後(便から排ウイルスしていた),手洗い等確実に実施せず料理に従事し,食品を二次汚染し食中毒を起こした。
 事後対応として,飲食店施設の洗浄消毒〈特に調理場・トイレ)と,従業員に食品衛生教育を実施した。

〔原因/端緒〕
原因施設を利用した団体客の代表から,次の連絡があった。
団体客の内,数名から嘔吐,下痢の体調不良者がおり,内1名は入院している。体調不良者に共通した食事は当該施設だけである。

〔患者/死者/負傷者〕
患者34名,死者0名

〔症状/被害状況〕
嘔吐,下痢,発熱

公開日:2009年06月23日

カテゴリー: 食品安全