【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H20】農薬空中散布後に生じた健康被害(島根県出雲保健所)

農薬空中散布後に生じた健康被害

〔作成者〕
島根県出雲保健所

〔発生年月日〕
2006/5/26~終息不明

〔概要〕
松食い虫防除薬剤の空中散布後に、目のかゆみなどの有症者が多発した。市が健康被害原因調査委員会を設置し原因等の調査を行ったが、特定するに至らず、空中散布が原因であることを否定できない、空中散布が原因、原因を特定できないとの3論併記となった。

〔原因/端緒〕
平成20年5月26日早朝に松食い虫防除薬剤の空中散布が行われた。同日9時頃、市内の中学校から目のかゆみ等を訴える生徒がいるとの報告が市教育委員会にあり、その後市内の高校から同様な報告が市農林政策課にされた。

〔患者/死者/負傷者〕
有症者1,119名 受診者 301名(6月25日時点)

〔症状/被害状況〕
目の異常(かゆみ・痛み・充血など)  
のど・鼻の異常(のどの痛み・鼻水など)  
その他(頭痛・頭重、吐き気など)