【海外情報】 【海外感染症情報】アフリカ(エジプト)高病原性鳥インフルエンザ(平成21年4月8日)2009/07/01

説明 情報源:WHO

地 域:アフリカ

 国 :エジプト

感染症:高病原性鳥インフルエンザ

病原体:H5N1型鳥インフルエンザウイルス

内 容:
エジプト保健人口省は、新たに3名の鳥インフルエンザ患者が出たと報告した。1例目は、El Behira県Kom Hamada地区の二歳の男児で、3月27日に発症、30日にNaaora Fever 病院に入院し、同日からタミフルの投与を受け、安定した状態にある。2例目も、同じ地区の二歳の男児で、31日に発症、4月1日にDamanhor Fever 病院に入院し、同日からタミフルの投与を受け、安定した状態にある。両男児ともに、発病前に、病気や死んだ家禽との接触があった。両男児と密接な接触のあった人には、感染症状を示す者はいなかった。3例目は、Qaliobia 県El Khema地区の6歳の男児で、22日に発症、28日にAin Shams University病院に入院し、4月3日からタミフルの投与を受けているが、危篤状態である。この男児も、発病前に、病気や死んだ家禽との接触があった。報告された3例は、すべて、エジプト中央衛生研究所の検査で、H5N1型鳥インフルエンザウイルスの感染が陽性を示し、その後、米国海軍医学研究ユニット3(NAMRU-3)で確認された。エジプトでは、今回の患者発生で患者数は63名となり、うち23名が死亡している。

(情報提供)
関西空港検疫所

FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2009年07月01日

カテゴリー: 感染症