【政府情報】 米国産牛肉(牛舌)の混載事例に関する米国農務省の調査報告書の提出について(平成21年7月29日)2009/07/29

米国産牛肉(牛舌)の混載事例に関する米国農務省の調査報告書の提出について

米国産牛肉の混載事例(JBS社(旧スミスフィールド社)グリーンベイ工
場)について、米国農務省から原因及び改善措置に関する調査報告書が提出さ
れ、本報告書を精査した結果、再発防止を確保するための的確な改善措置がと
られたことを確認出来たことから、本日付けで、JBS社グリーンベイ工場か
らの輸入手続の保留を解除します。

1 経緯
米国(JBS社(旧スミスフィールド社)グリーンベイ工場)から日本向け
に輸出された牛肉に、衛生証明書に記載のない牛肉(牛舌)が含まれているこ
とを確認したため、当該施設からの輸入手続を保留し、米国農務省に対して詳
細な調査結果を報告するよう要請していました(平成20年12月11日公表)。

2 概要
このことについて、7月16日、米国農務省から別添(仮訳・英文)のとお
り、混載の原因及び改善措置に関する調査報告書が提出されました。
本報告書を精査したところ、再発防止を確保するための的確な改善措置がと
られたことを確認したことから、本日より、JBS社グリーンベイ工場からの
輸入手続の保留を解除することとしたものです。

<参考:報告書の概要>
1 原因
(1)米国国内向け牛舌の箱に貼付するラベルの印刷・貼付作業の際、各製品に
対応したラベル印刷用バーコードが複数記載された一覧表から、誤って日本
向けの製品のバーコードを読みとり、日本向け牛舌のラベルを印刷し、米国
国内向けの牛舌の箱に貼付したという人的ミスがあった。
(2)ラベルと現物が一致しているかどうか確認が行われなかった。

2 改善措置
(1)日本向けの牛の内臓製品のバーコード一覧表は、品質保証部門の担当者が
管理し、日本向けの内臓製品に係る作業実施時以外は撤去する。
(2)日本向けの牛の内臓製品は、日本以外の国向けの内臓製品が取り扱われな
い時間帯に作業するとともに、包装時に品質保証部門の担当者がラベルと現
物の一致を全箱確認し、その記録を作成する。

○ プレスリリース(PDF:68KB)

 ・別紙(仮訳)(PDF:213KB)

 ・別紙(英文)(PDF:48KB)

詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/za/0729/c57/c57.html

(参照先)
厚生労働省医薬食品局
食品安全部監視安全課

公開日:2009年07月30日

カテゴリー: 食品安全