【政府情報】 北大荒北緑食品(中国)に係る輸入手続保留措置の一部解除について(平成21年8月7日)2009/08/07

平成21年8月7日

北大荒北緑食品(中国)に係る輸入手続保留措置の一部解除について

平成20年10月15日、冷凍食品いんげんから農薬のジクロルボスが高濃度(6,900ppm)で検出されたとの報告を受け、当該製品の製造者(煙台北海食品有限公司)に加え、念のため一次原料加工者(北大荒北緑食品有限公司)についても製造した製品について販売自粛を要請するとともに、検疫所における輸入手続の保留措置を行ってきたところですが、今般、(株)ニチレイフーズより下記の農薬管理を実施する旨の申し出があり、北大荒北緑食品有限公司について、当該管理が行われる製品について、本日より輸入手続きの保留及び販売自粛要請を解除することとしたのでお知らせします。

① 北大荒北緑食品有限公司が輸出するかぼちゃ製品の生産・製造指導、衛生管理指導を行うとともに、国内での輸入、加工、販売について一括管理を行う。
※輸入予定の製品:洗浄後に約10分割し、蒸煮後冷凍した冷凍かぼちゃ(半製品)。輸入後にペースト化を行い冷凍食品(かぼちゃコロッケ)に加工される。

② 残留農薬検査
・収穫 時:収穫毎に98項目の残留農薬試験を実施
・半製品製造時:定期的に98項目及び278項目の残留農薬試験を実施
・通 関時:輸入ロット毎に284項目の残留農薬試験を実施

③ 混入農薬管理
・国内製造時:開梱時に全箱について異常の有無を確認するとともに、冷凍かぼち ゃ(半製品)をペースト化してコロッケを製造する際に、農薬が混入された場合、検出可能となるよう全製造ロットで農薬検査(284項目)を実施する

※②及び③については、いずれの試験も問題となった農薬(ジクロルボス)を含む。

詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/za/0807/c16/c16.pdf

(参照先)
厚生労働省医薬食品局
食品安全部監視安全課
輸入食品安全対策室

公開日:2009年08月10日

カテゴリー: 食品安全