【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H20】飲食店を原因とする食中毒の集団発生について(カンピロバクター)(岡崎市保健所)※詳細情報あり

飲食店を原因とする食中毒の集団発生について

〔作成者〕
岡崎市保健所

〔発生年月日〕
2008/8/2~2008/8/5

〔概要〕
飲食店を利用した5グループ43名中、入院患者1枚を含む30名が下痢、腹痛などを発症した。各グループの共通食は当該施設での飲食のみであり、医師より食中毒の届出があったため当該施設を原因とした食中毒と断定した。患者便18検体中10検体(3グループ)からカンピロバクター・ジェジュニが検出された。患者の多くが鳥刺し等を喫食しており、食肉の生食が原因として疑われたが、原因食品の特定には至らなかった。本事件を受け、市内飲食店のうち焼肉屋、焼鳥屋など食肉を生で提供している可能性が強い業種に対して、生食用食肉の提供自粛を文書によりよびかけた。

〔原因/端緒〕
飲食店の利用者から、同グループで複数人が食中毒様症状を発症したとの連絡が入った。

〔患者/死者/負傷者〕
患者30人

〔症状/被害状況〕
下痢、腹痛、頭痛、倦怠感、発熱、脱力感、悪寒等

公開日:2009年09月10日

カテゴリー: 食品安全