【政府情報】 タイから輸入された「ホスピタルダイエット」と称される無承認無許可医薬品による健康被害(疑い)事例について(平成21年10月9日)2009/10/09

平成21年10月9日
タイから輸入された「ホスピタルダイエット」と称される無承認無許可医薬品による健康被害(疑い)事例について

○  「ホスピタルダイエット」と称されるやせ薬をタイから購入し、服用していた女性が平成20年に死亡したことが判明いたしました(※)。報告内容については以下の通りです。

・40代半ばの女性が「ホスピタルダイエット」と称されるやせ薬をタイから輸入し、服用後8日目に呼吸困難、意識混濁で救急搬送され、死亡したことについて、偽性バーター症候群による不整脈又は呼吸器麻痺が原因であると推察されている。

・偽性バーター症候群については、患者が以前から服用していたフロセミドが発症原因であるが、やせ薬が悪化の要因であったものと推察されている。

・女性が輸入し、使用していたやせ薬は7種類の錠剤であり、食欲抑制作用や利尿作用等のある複数の医薬品成分が検出されている。

※出典: Forensic Science International (30 Oct 2009)
Identification of active ingredients in dietary supplements using non-destructive mass spectrometry and liquid chromatography-mass spectrometry British Medical Journal Case Reports (25 May 2009)
Autopsy report on pseudo-Bartter syndrome with renal calcification induced by diuretics and diet pills

参考)【海外製医薬品による健康被害事例】
「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬等を含有する無承認無許可医薬品による健康被害事例について

詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/jirei/091008-1.html

(参照先)
厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課

公開日:2009年10月13日

カテゴリー: 食品安全