食中毒の発生について~練馬区内の飲食店が調理提供した食事による食中毒~(2022年1月13日)-東京都

参照元URL : https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/01/14/09.html

報道発表資料

2022年01月13日

福祉保健局

食中毒の発生について
練馬区内の飲食店が調理提供した食事による食中毒

探知

令和3年12月31日(金曜日)午後1時30分、東京都保健医療情報センターを通じて喫食者から練馬区保健所に、「12月29日(水曜日)午後1時頃、練馬区の飲食店にて、出前の寿司をとり、喫食したところ、12月30日(木曜日)の午後5時頃から吐き気、おう吐、下痢、発熱(37.2℃)の症状を呈した。」旨、連絡があった。

調査結果

練馬区保健所は、探知後直ちに食中毒の疑いで調査を開始した。

  • 現在までに確認された患者は、12月29日(水曜日)に練馬区内の飲食店が調理提供した食事を喫食した19グループ41名で、同月30日(木曜日)午前2時から1月1日(土曜日)午前0時にかけて、おう吐、下痢、発熱等の症状を呈していた。
  • 患者全員に共通する行動はなく、患者全員に共通する食事は当該飲食店が12月29日(水曜日)に調理提供した食事以外になかった。
  • 患者13名のふん便、調理従事者1名のふん便及び施設の拭き取り1検体からノロウイルスG2を検出した。

決定

本日、練馬区保健所は、以下の理由により、本件を当該飲食店が調理提供した食事を原因とする食中毒と断定した。

  • 患者の共通食は、当該飲食店が調理提供した食事以外にはなかった。
  • 患者13名のふん便、調理従事者1名のふん便及び施設の拭き取り1検体からノロウイルスを検出し、患者の症状及び潜伏期間がノロウイルスによるものと一致していた。
  • 患者に共通行動はなく、また、出前により当該飲食店が調理した食事を喫食した患者がおり、当該飲食店内での感染症によるものではないと考えられた。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

当該飲食店の営業者は令和4年1月7日(金曜日)から営業を自粛しており、練馬区は、本日から3日間の営業停止等の処分を行った。

発症関係 発症日時 12月30日(木曜日)午前2時から1月1日(土曜日)午前0時まで
症状 おう吐、下痢、発熱等
発症場所 自宅等
患者数
(1月13日現在)
患者数 41名
男:17名(6~91歳)、女:24名(6~86歳)
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 9か所16名(男7名、女9名)
原因食品 当該飲食店が令和3年12月29日(水曜日)に調理提供した食事
病因物質 ノロウイルスG2
原因施設 屋号 ●●●●
業種 飲食店営業
営業者 ●●●●
代表取締役 ●●●●
営業所所在地 東京都練馬区●●●●
営業者住所 千葉県千葉市●●●●
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

備考

主なメニュー 握り寿司(中トロ、上赤身、びんちょう、サーモン、ブリ、赤エビ、つぶ貝、しめさば、赤イカ等)、巻物(かっぱ巻き、とろたく巻き)等
検査関係
1月13日
午前9時現在
  • 検査実施機関
    東京都健康安全研究センター他
  • 患者等ふん便
    細菌 12検体(12検体陰性)
    ウイルス 19検体(14検体ノロウイルスG2検出、1検体陰性、4検体検査中)
  • 従事者ふん便
    細菌 16検体(16検体陰性)
    ウイルス 21検体(1検体ノロウイルスG2検出、20検体陰性)
  • 拭き取り検体
    細菌 9検体(1検体黄色ブドウ球菌検出、8検体陰性)
    ウイルス 6検体(1検体ノロウイルスG2検出、5検体陰性)
  • 食品(参考品)
    細菌 2検体(1検体黄色ブドウ球菌検出、1検体陰性)

(参考)東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない)

発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~1月12日まで 0件 0名 0名
(昨年同期) (3件) (4名) (0名)
本年1月中(12日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (3件) (4名) (0名)

※参考資料  ノロウイルスについて(PDF:126KB)

※「ノロウイルスG2」の数字の正しい表記はローマ数字です。

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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