「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和5年第11週)(2023年3月23日)―川崎市

「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和5年第11週)

2023年3月23日

発表日

令和5年(2023年)3月23日

概要

 市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和5年第11週)」を作成しましたのでお知らせします。

報道発表資料

 第11週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)感染性胃腸炎 3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎でした。
 インフルエンザの定点当たり患者報告数は12.03人と前週(17.05人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は5.27人と前週(5.08人)から横ばいで、例年より高いレベルで推移しています。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は0.30人と前週(0.38人)から横ばいで、例年より低いレベルで推移しています。

 今週のトピックス
 “こんな病気にも注意しましょう!~レジオネラ症~”について取り上げました。
 レジオネラ症は、水中や土壌中など自然界に広く生息するレジオネラ属菌を原因とする細菌感染症です。主な病型として、重症の肺炎を引き起こすレジオネラ肺炎と、一過性で自然に改善するポンティアック熱が知られています。報告の大部分を占めるレジオネラ肺炎は、38℃以上の高熱、咳や倦怠感等に加え、意識障害等の中枢神経症状を伴い重症化することもあります。
 川崎市における過去5年間のレジオネラ症の発生状況は、男性が82.2%と多く、特に50歳代以上が報告の大部分を占めています。高齢者は肺炎を起こす危険性が通常より高く、急速に症状が進行し、命にかかわることもあります。適切なタイミングでの抗菌薬の使用が治療のポイントとなりますので、早期診断のためにも、早めに医療機関を受診しましょう。

お問い合わせ先

川崎市 健康福祉局保健医療政策部 感染症対策担当

電話:044-200-2441

ページの先頭へ戻る