◆インフルエンザ、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が増えています(2023年10月27日)

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.499 (2023年10月27 日)

  今年度、インフルエンザの定点当たりの報告数は、春から夏にかけても1.0を上回る水準で推移しており、直近の定点当たり報告数は、総数で第40週(10/2~10/8)9.99、第41週(10/9~10/15)11.07、第42週(10/16~10/22)16.41と増加傾向が続いています。
  今シーズンについては、例年より早く感染者数が増加していることに注意が必要です。

  このほか、咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、第39週(9/25~10/1)1.81、第40週(10/2~10/8)1.87、第41週(10/9~10/15)1.75、また、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第39週(9/25~10/1)1.97、第40週(10/2~10/8)2.01、第41週(10/9~10/15)1.88と、いずれも例年同時期より高い水準であることに注意が必要です。

  これらの感染症の感染拡大防止のため、咳エチケット、手洗い、換気、患者との接触を極力避けるなどの感染対策の実施や周知の徹底を今一度お願いします。
  また、医療・福祉施設へのウイルスの持ち込みを防ぐために、マスクの適切な着用等の関係者が個人で出来る予防策を徹底すると同時に、訪問者等については、症状が認められる場合の訪問を自粛してもらう等の工夫をお願いします。

 ・ インフルエンザの発生状況について 2023年第42週(10月16日~10月22日)

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公開日:2023年10月30日

カテゴリー: 感染症