食中毒の発生について 練馬区内のホテル飲食店における食中毒(2023年1月15日)ー東京都

参照元URL:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/01/15/08.html

報道発表資料

2024年01月12日

保健医療局

食中毒の発生について
練馬区内のホテル飲食店における食中毒

探知

令和6年1月4日(木曜日)午後2時14分、練馬区内のホテルから練馬区保健所に「1月2日(火曜日)正午に当ホテル内の和食レストランで懐石料理を喫食した1グループ20名中13名が1月3日(水曜日)夜から下痢、おう吐等を発症している。」旨、連絡があった。

調査結果

練馬区保健所は、直ちに食中毒調査を開始した。

・患者は、1月1日(月曜日)、2日(火曜日)及び3日(水曜日)に当該レストランを利用した94グループ619名のうち計67名で、1月2日(火曜日)午前1時00分から同月5日(金曜日)午後7時00分にかけて、下痢、おう吐、発熱等の症状を呈していた。

・患者全員の共通食は、当該レストランが調理、提供した料理以外になかった。

・当該レストラン内で感染症を疑う情報はなかった。

・複数の患者及び調理従事者1名のふん便からノロウイルスを検出した。

決定

本日、練馬区保健所は、以下の理由により、本件を当該レストランが1月1日(月曜日)、2日(火曜日)及び3日(水曜日)に調理、提供した料理を原因とする、ノロウイルスによる食中毒と断定した。

・患者全員の共通食は、当該レストランが調理、提供した料理以外になかった。

・複数の患者及び調理従事者1名のふん便からノロウイルスを検出した。

・当該レストランでの食事を起点とした潜伏時間に一峰性が見られ、その長さ及び症状は、ノロウイルスによるものと一致していた。

・当該レストラン内で感染症を疑う情報はなかった。

・患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

当該レストランは、令和6年1月4日(木曜日)夜から営業を自粛しており、練馬区は本日から3日間の営業停止の処分を行った。

発症関係
(1月11日午後5時00分現在)
発症日時 1月2日(火曜日)午前1時00分から
1月5日(金曜日)午後7時00分まで
症状 下痢、おう吐、発熱等
※患者の症状は、回復傾向にある。
発症場所 自宅等
患者数 患者数67名
男:32名(11~82歳)、女:35名(20~90歳)
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 17か所18名(男7名、女11名)
原因食品 令和6年1月1日、2日及び3日に当該施設が調理、提供した食事
病因物質 ノロウイルス
原因施設 屋号 〇〇〇〇
業種 飲食店営業
営業者 〇〇〇〇
代表取締役 〇〇〇〇
営業所所在地 東京都練馬区
営業者住所 東京都練馬区
法人番号 〇〇〇〇
連絡先電話番号 〇〇〇〇

備考

主なメニュー 懐石料理(寿司、お造り、煮物等)等
検査関係
(1月11日午後5時00分現在)
検査実施機関:東京都健康安全研究センター

患者等ふん便:細菌30検体(3検体陰性、27検体検査中)
ノロウイルス30検体
(6検体ノロウイルスG2検出、1検体陰性、23検体検査中)
従事者ふん便:細菌28検体(18検体陰性、10検体検査中)
ノロウイルス28検体
(1検体ノロウイルスG2検出、25検体陰性、2検体検査中)
拭き取り検体:細菌17検体(1検体黄色ブドウ球菌検出、7検体陰性、9検体検査中)
ノロウイルス14検体(4検体陰性、10検体検査中)

※「ノロウイルスG2検出」の数字の正しい表記はローマ数字です。

参考

東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない。)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~1月11日まで 0件 0名 0名
(昨年同期) (2件) (6名) (0名)
本年1月中(11日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (2件) (6名) (0名)

※別紙  ノロウイルスについて(PDF:252KB)

問い合わせ先
保健医療局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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