No.195 西成区の赤痢継続多発(大阪府)

[ 概要報告 ]
分野:細菌性感染症

衛研名:大阪府立公衆衛生研究所

時期年月:1998/5 ~ 1998/11

地域:大阪市西成区の特定地域中心

概要:
患者数128名、死亡者1名。西成区の特定地域を中心に5~7月に54名、10~11月に71名の赤痢患者が集中的に発生した。いずれの患者からもS. flexneri 2a(SM. CP. TC. ABPC耐性株)が検出されたが、感染経路は不明に終わった。府下の住民で、この地域に勤務する者から3名の患者が発見された。なお、当該地域で発見された行路病死者1名の剖検材料から赤痢菌(同上)が検出された。