No.638 アサリにおけるマヒ性貝毒の出現

[ 詳細報告 ]
分野名:自然毒等による食中毒
登録日:2016/03/17
最終更新日:2016/05/26
衛研名:愛知県衛生研究所
発生地域:愛知県三河湾
事例発生日:1991年4月12日
事例終息日:1991年4月24日
発生規模:
患者被害報告数:推定患者数:0名
死亡者数:0名
原因物質:マヒ性貝毒
キーワード:アサリ、PSP、毒化

背景:
世界の各地で食用二枚貝が突然に毒化し、しびれ、マヒ等の症状を引き起こし、時に患者が死亡することがあり、マヒ性貝毒と呼ばれ恐れられている。国内においてもマヒ性貝毒による食中毒事例が1948年愛知県、1961年岩手県、1962年京都府、1979年山口県及び北海道から報告されている。愛知県衛生研究所では1978年の水産庁及び厚生省からの通知に基づき、貝毒検査を実施している。また、愛知県農業水産部では1988年愛知県貝類出荷指導要領を定め、県内貝類の食品としての安全性を確保するため、上記通知に基づき監視を行っている。

概要:
愛知県貝類出荷指導要領に基づき監視を行っていたところ、1991年4月3日に行った検査からマヒ性毒の出現が認められ、同4月12日には規制値を上回るマヒ性貝毒が検出された。このため新聞報道などによりマヒ性貝毒が出現したことが県民に公表され、関係4漁業協同組合が出荷の自主規制をした。翌13日にはさらに9漁協が操業停止を申し合わせた。自主規制の実施以降、連日検査が実施され、12日目の24日には貝毒量が出荷自主規制基準を下回ったため安全宣言が出された。

原因究明:

診断:

地研の対応:

行政の対応:

地研間の連携:

国及び国研等との連携:

事例の教訓・反省:

現在の状況:

今後の課題:

問題点:

関連資料: