No.1501 さんまの丸干しによるヒスタミン中毒

[ 概要報告 ]
分野:自然毒等による食中毒

衛研名:三重県科学技術振興センター

時期年月:2010/12/17 ~ 2010/12/18

地域:愛知県

概要:
平成22年12月17日に名古屋市内のデパートにおいて、さんまの丸干しを7~8本購入し、家族3人で17日、18日と喫食したところ、3人共、20~30分後に顔面紅潮、発赤の症状が出たため、医療機関を受診した。18日夕方、医師から愛知県知多保健所にヒスタミン食中毒疑いの情報提供があった。患者宅のさんま残品1本を愛知県衛生研究所が検査したところ、ヒスタミン7,000mg/kgが検出された。販売者、製造者が三重県の業者であったことから、三重県伊勢保健所で同様に製造した商品を収去し、6検体を三重県保健環境研究所で検査したところ、最高値で5,600mg/kgが検出された。