No.1575 コーヒーの異味による苦情(神奈川県)

[ 概要報告 ]
分野:化学物質による食品汚染

衛研名:神奈川県衛生研究所

時期年月:2007/07/02

地域:神奈川県鎌倉市

概要:
レストランのドリンクバーのコーヒーを利用客2名が飲んだところ、味がおかしく、2名とも吐き気がし、1名は嘔吐した。異味の原因としてコーヒーメーカーの洗浄に用いられているクリーニングタブレット(過炭酸ナトリウム)の混入が疑われた。過炭酸ナトリウムは水に溶けて炭酸ナトリウムと過酸化水素に解離し、弱アルカリ性を呈する。苦情品は対照品と比較し、pHが高く、ナトリウム濃度も高かったため、過炭酸ナトリウムの混入が推定された。