No.1583 焼肉店における腸管出血性大腸菌O157の集団食中毒事例(川崎市)

[ 概要報告 ]
分野:細菌性食中毒 

衛研名:川崎市衛生研究所 

時期年月:2013/9/27 ~ 2013/10/13

地域:川崎市 

概要:
 2013年9月27日から10月13日にかけて、川崎市内の焼肉店で喫食した29名が腸管出血性大腸菌O157(VT2)による胃腸炎を発症した。主な症状は下痢(血便含む)、腹痛、発熱であり、患者(小児)2名がHUSを合併した。営業禁止とともに本事例は終息したが、店に保管してあったカルビ肉6検体よりPFGEが患者と同一パターンである腸管出血性大腸菌O157が分離された。疫学調査の結果より、カルビ肉以外の提供食品の交差汚染の可能性も示唆された。