基本的な低減対策
我が国では、WHOの参考レベル100 Bq/m3 を超す家屋は全体の 0.1 % (約 5 万世帯)と推計されます。土壌や岩石中のラドン濃度の高い地方では、1~4% の家屋がこの参考レベルを超すと推計されます。
WHOは、既築住宅のラドン低減の手法として、幾つかの手法を紹介しています。 これらの対策は、建物構造や換気条件によって効果に差があります。高いとはいっても我が国の屋内ラドン濃度は、大部分が200 Bq/m3 以下です。このレベルであれば簡易的な対策でも十分な効果が得られます。
- 能動的土壌減圧法:床下にパイプを設置し、換気扇を使って土壌中のラドンガスを強制的に屋外へ排出します
- 受動的土壌減圧法:ファンを使わず、自然換気によって床下のラドンガスをパイプを通して排出します。
- 基礎・床下の気密化:基礎部分や床下の隙間をシーリング材等で封止します。
- 基礎・床下の気密化:毎日窓を開けて受動的換気を行います。
追加対策と注意点
- 冷暖房効率を損ねないで換気をするには、熱交換型の換気システムが理想的です。
- 床下点検口やクラックの定期点検
- 排気する換気扇は、しばしば土壌からのラドンガス吸い上げ効果を発揮しますので、ラドン対策としてはお勧めできません。
参考文献
- EPA , ラドン対策消費者ガイド.
- World Health Organization, WHO Handbook on Indoor Radon: A Public Health Perspective, WHO Press, 2009.
- U.S. Environmental Protection Agency, A Citizen’s Guide to Radon Reduction, EPA402/K-12/002| 202 5.
最終更新日:2026年2月27日