【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】日光市の旅館の事例(栃木県/日光市)

〔作成者〕栃木県県西保健所
〔発生年月日〕2003/2/9
〔概要〕平成15年2月13日、東京都食品監視課から県生活衛生課に「2月4日から9日にかけてスケート合宿のため日光市内の旅館に宿泊した東京都内の大学生35名のうち約20名が、下痢嘔吐等の食中毒様症状を呈している。関係施設の調査をお願いしたい」旨の連絡があった。県西保健所で調査した結果、当該旅館で提供された食事を原因とする発症者数64名の食中毒と断定。病因物質は小型球形ウイルスと特定したが、原因食品は不明であった。なお、当該旅館に対して3日間の営業停止を命じた。
〔原因/端緒〕ノロウイルス(旅館提供の食事)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者105名 発症者64名
〔症状/被害状況〕嘔吐 発熱 吐き気 下痢