【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】知的障害者更生施設での腸炎ビブリオによる食中毒事件(熊本県)

〔作成者〕熊本県八代保健所
〔発生年月日〕2005/8/25
〔概要〕平成17年8月26日、知的障害者更正施設の施設長からの通報による探知。全ての検食が保存されていなかった。その検食から病因物質は検出されなかった。患者の便からは腸炎ビブリオ(O3K6:TDH+)が検出された。発症日前10日間程度は患者全員が当該施設の給食のみを喫食していることと喫食状況から原因食品は当該給食施設で調理・提供した8月24日の昼食と断定した。
〔原因/端緒〕腸炎ビブリオ O3K6:TDH+(知的障害者更正施設で提供された食事)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者91名 うち発症者31名
〔症状/被害状況〕下痢 発熱(平均38.3度) 嘔吐 腹痛