【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】下痢、腹痛等を呈する有症者の発生について(北海道/札幌市) 

〔作成者〕札幌市保健所
〔発生年月日〕2002/4/18
〔概要〕平成14年4月18日、市内の専門学校教員から保健所に、生徒等に腹痛、下痢等の症状を呈している者がいるとの連絡があった。調査したところ、生徒と職員339名のうち170名が4月8日から19日にかけて腹痛、下痢、倦怠感の症状を呈していることが判明。同校は道内の宿泊施設において4月8日から10日に新入生オリエンテーションを行っており、また給食施設はない。有症者の検便から食中毒菌、ウイルスは検出されず、クリプトスポリジウムが12検体中6検体から検出された。よって新入生オリエンテーションにおけるクリプトスポリジウムに感染したと推定された。
〔原因/端緒〕クリプトスポリジウム(宿泊施設の水)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者339名 うち発症者170名
〔症状/被害状況〕腹痛 下痢 倦怠感 頭痛 嘔気

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 食品安全