【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】食中毒(大阪府/大阪市)

〔作成者〕大阪市保健所
〔発生年月日〕2005/3/18
〔概要〕平成17年3月19日、大阪市東淀川区内の社会福祉施設の施設長から「昨夜から入寮者約100名が下痢等の食中毒様症状を呈した」との届出が宿日直センターを通じてあった。調査したところ、当該施設入所者208名及び通所者5名のうち103名及び職員66名のうち23名、並びに併設施設の入所者等30名の合計156名が3月18日から腹痛下痢等の食中毒様症状を呈していることが確認された。患者の共通食は当該施設の給食場で調理された食事以外になく、発症状況が類似していること、発症者を診察した医師から食中毒の診定の届出がなされたことから当該施設を原因施設とする食中毒と断定した。病因物質はウェルシュ菌で、原因食品は焼き鳥丼と推定された。
〔原因/端緒〕ウェルシュ菌(事業所給食の焼き鳥丼)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者266名 うち発症者156名
〔症状/被害状況〕下痢 腹痛

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 食品安全