【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】食中毒(大阪府/大阪市)

〔作成者〕大阪市保健所
〔発生年月日〕2005/12/26
〔概要〕平成18年1月4日、天王寺区保健福祉センターを通じて、西宮市在住者から「平成17年12月25日にAホテルで開催されたダンス教室のクリスマスパーティー(約300名)に出席し会食後に嘔吐、下痢等の食中毒様症状を呈した」との届出があった。同日Aホテルから阿倍野区保健福祉センターから同様の届出がなされ、調査したところ、Aホテルで行われた当該パーティーの参加者のうち124名が下痢嘔吐発熱等の食中毒様症状を呈していたことを確認した。発症者の共通食は当該施設が提供した料理以外になく、発症状況が類似していること、宴会場に出入りするホテル従事者に発症者がいないこと、発症者13名の検便からノロウイルスGIIが検出されたこと、医師より食中毒の診定があったことから当該施設を原因施設とする食中毒と断定した。
〔原因/端緒〕ノロウイルスGII(宴会料理)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者約300名 うち発症者124名
〔症状/被害状況〕下痢 腹痛 嘔吐 発熱