【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】食中毒(大阪府/大阪市)

〔作成者〕大阪市保健所
〔発生年月日〕2005/9/5
〔概要〕
平成17年9月8日、大阪市生野区内の診療所医師から「発熱、嘔吐、下痢、腹痛等の症状を呈している幼児が10名おり、うち1名は入院している。患児はいずれもA保育所に通所している」との届出が生野区保健福祉センターを通じてあった。当該事業所は1歳から5歳の幼児が在籍する保育所で給食を提供している。調査したところ、通所している幼児343名中171名及び職員等32名中6名の計177名が9月7日から発熱下痢腹痛等の食中毒様症状を呈していることが確認された。9月12日発症者7名の便からサルモネラ属菌が検出され、共通食はA保育所調理室で提供された食事以外になく、発症状況が類似していること、発症者を診察した医師から食中毒の診定の届出がなされたことから当該施設を原因施設とする食中毒と断定した。
〔原因/端緒〕サルモネラ・エンテリティディス(保育所給食・おやつと推定)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者354名 うち発症者190名 うち入院24名
〔症状/被害状況〕発熱 嘔吐 下痢 腹痛

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 食品安全