【海外情報】 【海外感染症情報】アフリカ(ジンバブエ)コレラ(平成21年3月23日)2009/04/13

説明 情報源:WHO
地 域:アフリカ
 国 :ジンバブエ
感染症:コレラ
病原体:コレラ菌
内 容:
ジンバブエでのコレラの流行状況は、改善の兆しを見せている。3月第2週には2,076名の患者発生であった。第1週は3,812名、2月以前は、週あたり8,000名以上であった。また、1週間ごとの致死率でみても、1月のピーク時6%から3月第2週の2.3%に減少はしているが依然高いままである。週間の統計が必ずしも正確・完璧であるわけではなくデータの収集、またそのデータの確認には依然問題が残っているが、最近2ヵ月間は患者数・死者数ともに減少傾向を示している。
さらに、コレラの治療施設における致死率は3月第1週には、0.8%に減少している。この数字は目標の1%以下というレベルとなっている。治療施設外での致死率は依然高いものの、62%から33%に減少している。2008年8月の流行開始から3月17日までに91,164名の患者と4,037名の死者が報告されている。
患者数は全ての州で減少しているが、その一方で首都ハラレ及びその周囲において患者数が再び増加し、流行の再興の危険性が現実のものとなっているので、さらに警戒を強め、対策を強化することが最重要となる。

公開日:2009年04月13日

カテゴリー: 感染症