■特 徴

■う蝕予防効果

■実施方法


■普及状況






フッ化物配合歯磨剤の効果的な使用方法

 フッ化物配合歯磨剤の効果を十分に発揮させるためには,適切な使用方法があります。
1) 適正な量のフッ化物配合歯磨き剤を使います:大人用歯ブラシ植毛部の約半分くらい(0.5g程度)の使用量が適当です。フッ化物配合歯磨剤(1,000ppmF)を0.5g 以上使用すると、唾液のフッ化物濃度が120 分以上にわたって効果的な0.05ppmに維持されることが確認されています。
2) 歯磨きは,フッ化物配合歯磨剤を使用して1日2回以上実施します:1日の使用回数が多いほど,歯垢中のフッ化物濃度が高くなり,また,継続して使用することで唾液中のフッ化物濃度を高く保ちます。
3) 就寝前に使用して歯磨きを行います:就寝前に使用した場合,昼間使用した場合よりも唾液中のフッ化物濃度が8 時間後も4倍高い状態で保持されており,再石灰化に有効に作用することが考えられます。
4) 歯磨き後,すすぎ過ぎないようにします:歯磨き後,すすぎの回数が多いほど,すすぎ時間が長いほど,すすぎの水量が多いほど,コップを使ってきちんと口をすすぐほど,唾液中フッ化物濃度の低下が速いようです。すすぎ過ぎは,せっかく取り込んだフッ化物を洗い流してしまいます。2〜3回くらいにとどめます。
5) 歯磨き直後の飲食は避けた方が効果的です:直後にコーヒーを飲んだり,ガムを噛んだりすると,唾液中のフッ化物の消失が速まります。直後の1時間程度は飲食を避けます。この点からも、寝る前の使用が特に効果的です。








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