国際協力研修

  本院では、世界的な公衆衛生従事者の需要が量・質ともに高まっていることから、世界保健機関(WHO:World Health Organization)等の国際機関や国際協力機構(JICA)、諸外国政府からの要請に基づき、公衆衛生分野の研究者、研修員を海外から受け入れています。主として、開発途上国の保健医療等に従事する指導的人材に対して、必要な知識、技術等を提供することを目的に、研修プログラムやワークショップを開催しています。
  なお、WHOとの協力については、「人間中心の包括的サービスの提供」(公衆衛生政策研究部)、「地域への水供給と衛生」(生活環境研究部)、「たばこ煙の分析と研究」(生活環境研究部)に指定されており、関連した研修等を実施しています。



WHO地域包括ケアシステムに関するワークショップ(2023年9月25日~29日)

  2023年9月25日~29日の5日間において、WHO西太平洋事務局と国立保健医療科学院の共催にて、
地域包括ケアシステムに関するワークショップ「Turning Silver into Gold: Capacity-building Workshop for Starting Community-based Integrated Care」を開催しました。

西太平洋事務局加盟国10か国の保健省、福祉省、経済省等の高齢化対策の担当者、約40名が参加しました。
日本の地域包括ケアシステムの政策と自治体によるケアシステムの運営・実践や高齢者対策の評価に関する講義、また地域包括支援センターや高齢社会に対応する地域活動の視察をし、 最後に、各国での今後の実践・戦略の発表会を行いました。

参加者は、日本のみならず各国の政策・施策について情報交換をし、高齢化の進捗や地域資源の状況に合わせた高齢化対策について考察ができました。

地域包括ケアシステムWS

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